猫の毛色

休日にGame Jamのイベントが近くであったので中途半端に参加して隅っこのほうで一日集中して猫の毛色プログラムを作りました。

きっかけは3年ぐらい前ですが、近所に野良猫の多い公園があり、そこで毎晩ボーッと考え事をしながら何気なく野良猫の観察をしていました。ちょうど夏が始まるくらいの季節に子猫がたくさん生まれたのですが、黒猫がトラ猫や三毛猫の子猫を連れて歩いているのを見て不思議に思いました。それまで猫のことはよく知らず、黒猫からは黒猫、トラ猫からはトラ猫が生まれるのかなと単純に考えていました。

 

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調べてみると、猫にはいくつかの毛色の遺伝子があり、その組み合わせで成り立っていることがわかりました。もしシミュレータを作れば、親猫の組み合わせからどんな子猫が生まれるかとか、子猫の父親を推測したりとか、そういったことがわかりそうで面白そうだなと思いました。

 

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一日で作るため、ローポリゴンモデルにしました。ローポリのほうがシュールさがあってかわいいですよね。また扱う遺伝子も代表的なものだけにしました。

 

親猫から子猫を推測する

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親猫を設定したら、子猫を生成していきます。遺伝子コードを見てもらえばわかると思いますが、親からそれぞれひとつずつ遺伝子を受け取り、優勢か劣勢かでその効果が発現したりして、毛色が決まるようになっています。黒猫の母親と茶白の父親から、キジ猫やキジ三毛、白黒が生まれていますね。

遺伝子はいくつか簡単に説明するとこんな感じです。それぞれに優先順位があり、大文字が優勢、小文字が劣勢です。
W遺伝子:白くする
O遺伝子:茶色にする
A遺伝子:トラ柄にする
S遺伝子:胴体の一部や四股を白くする

 

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親が白猫と黒猫ならなんとなく納得の結果に。

 

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両親がトラ柄なら、子猫もトラ柄になる可能性が高くなります。

 

父猫を推測する

公園にいた猫の母と娘たちですが、父猫は子育てせずにどっかに行ってしまうのでわかりません。うーん、気になる・・・!

cat_mother

母猫(キジトラ)

cat_kitten_01

子猫(キジ三毛)

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子猫(キジ二毛)

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ここでプログラムを使ってみます。左上に生まれる子猫の可能性(%)を表示しています。いろいろ試していると父猫が茶白の時だけキジ二毛とキジ三毛が生まれることがわかります。父猫が茶白の可能性がかなり高いですね。

そんなわけで完全に趣味プログラムでしたが、一部の野良猫観察愛好家(?)には需要があるのではないかと思います。アプリ化して誰でも触れる形で配布してみたいですが、すべての猫に対応するには労力が必要なので、どうなるかわかりません。

またそのうち身近で気になった現象をプログラミングで再現してみたいと思います。

 

参考資料

毛色の遺伝子に関してはこの本を参考にしました。ずいぶん古い本なので中古でしか手に入らないかも。

「ネコの毛並み―毛色多型と分布」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4785386339

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猫の毛色」への8件のフィードバック

  1. 元野良の茶トラ飼いとしては、ド真ん中ストライクなアプリであります!
    4年前、震災時に傷つき飢えていた茶トラを保護したら、実は妊娠中で子猫が四匹産まれました。母猫と同じ完全茶トラが一匹、お腹が白い茶白が二匹、サビ柄が一匹。このアプリがあれば、この子達の父親の毛色もわかるでしょうか?
    記事内の「両親がトラ柄」パターンがすごく近いですね。気になる〜。

    • 毛色プログラムはありそうで意外と誰も作ってないんですよね。このプログラムはものすごくシンプルなもので、まだ実用に耐えるレベルにはありません。(^^;

      そのネコさんたちの場合は父猫がキジ白の可能性が高いですね。黒白もあり得ますが限りなく低いです。少なくとも白い模様は必ずある猫です!といっても父猫が一匹とは限らないという可能性もあるので確実なことは言えませんけどね。笑

      sanetomoさんは東北に住んでらっしゃるんですか?

      • よしむさん、ありがとうございました!
        我が家の猫の旦那はキジ白の可能性が高いわけですね、浮気がなければ(爆)。私は仙台に居りまして、震災時にライフラインが全滅したので外で七輪を焚いていたら、毎夜その火にあたりに野良猫たちが通うようになりました。我が家の猫はその中の一匹なのです。メスの完全茶トラって、三毛オスほどではありませんが少し珍しいそうですね。

  2. sanetomoさん

    メスの場合は両親から優勢のO遺伝子(茶色にする遺伝子)をもらわないと茶トラにならないんですよね。どちらかが劣勢だと黒が入って三毛系になってしまうんです。オスの場合はひとつ優勢のO遺伝子があれば茶トラになるんで茶トラはオスのほうが確率的に多くなるんですよね。

    震災の経緯でネコさんと暮らすようになったんですね。野良猫も各々生活サイクルがあって面白い存在ですよね。震災時は関西に引っ越す直前で会社辞めてゆっくりしていた頃でした。計画停電とか不便でしたが、現地はそんな比じゃないですよね。その後関西に引越したら街中が明るくて地域の温度差を感じました。ところで写真のキジ三毛は現在家におります。

    • あの可愛いキジ三毛さんを家族にお迎えになったのですね!同じ猫飼いと知って大変嬉しゅうございます。
      全然ハナシは変わりますが先日、雑誌「艦船模型スペシャル」No55を読んで以来、戦艦扶桑の模型を造りたくて仕方ありません。あのクネクネ艦橋、子供の頃は弱そうで好きじゃなかったはずなんですが、今は物凄く惹かれます。確かよしむさんも扶桑がお好きでしたよね。

  3. sanetomoさん

    これは秘密ですが、野良猫観察をまとめた当時のブログです。
    shogyoumujou.wordpress.com

    扶桑はたしかに実用性を考えると弱そうに見えますが、あの艦橋の高さと曲線が優雅だなあと思いました。当時の人たちからも格好悪いと人気はなかったみたいですね・・・。海外ではマニアに人気という噂です。

    • 見て来ました〜^^
      キジ三毛さん、なんだか秘密組織NNNの存在…この子との運命のようなものを感じますね。我が家の猫も、たくさん通ってきた中から一匹だけ妙に懐いていました。

      扶桑、確かに海外の某艦船ゲームでもシンボリックに紹介されてることが多いですねー。海外ウケするシルエットなんでしょうね。
      1/350や1/700の模型に取り掛かるとガチすぎてPC作業をしなくなってしまいそうなので、当面はFtoysさんから出ている1/2000艦船キットコレクションの扶桑で我慢することにしました。

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